あいえる協会とは?
障害者が普通に暮らせるように、地域で共に生きていけるように、
誰かが決めた生活・人生を送るのではなく、障害者自身が自分の人生を選び、決めていくことを大切に、
障害者ひとりひとりに寄り添いながら意思を汲み取り尊重していきます。
「できない」と決めつけず「やりたい」をサポートし、可能性を閉じ込めるのではなく広げていく、
障害者も健常者も分け隔てなく共に生活を送れるあたりまえの社会を目指し、
わたしたちは、障害者と同じ目線で共に歩み、取り組んでいくことを大切にしています。
理念
あいえる協会は、以下の3つの理念を大切にして、活動しています。
●障害者主体の活動
あいえる協会は、障害者個人の人権を尊重します。
障害者に対して一方的にサービスを提供するのではなく、障害者主体の視点を見失わないよう、一緒に活動を作っていくという視点を大切にしています。
当法人の前身である施設の障害者・外出サービスネットワークは、施設障害者へのアンケートで「外出したい」という声が多かったことから始まりました。その後も、障害者の生活に必要であれば、それらをその都度築いてきました。
現在も、講演活動や地域との交流等を、障害者と一緒に実施しています。
●障害者のニーズへのこだわり
あいえる協会は、障害者のニーズに沿った生活や活動の場を一緒に作っていくことを大切にし、障害者が地域で自立生活を円滑に行える支援を行っています。
障害者の問題は健常者自身の問題でもあることを認識し、障害者と協働しながら社会変革に向けたアプローチを行っています。
なお、ここで言う『自立』とは、ADL自立や就労自立のことを指しません。
たとえ自力で出来ることが少なくても、働けなくても、必要に応じて介護制度を利用し、自分らしい生活を組み立てることを指します。
例えば、自力では着替えに1時間かかる人がいるとして、介護があれば10分で済むならば、残りの50分を自由に使うことが出来ます。
本を読むのか、音楽を聴くのか、近所を散歩しに行くのか……それぞれ異なる『自分らしい生活』を、私達は支えます。
●施設からの地域移行へのこだわり
あいえる協会は、入所施設からの地域移行支援を行い、地域で当たり前の生活が出来るための支援を行っています。
入所施設は、地域基盤の弱さの結果として存在するもので、障害者を地域社会から分け隔てるものです。
私達は障害者の地域生活基盤を拡充し、入所施設を必要としない社会を目指していきます。