１１月６日、大阪シティバスとの交流研修会を、住吉営業所で行いました。

　今回も、新入社員４名を中心に、研修を行いました。

　週間天気予報では雨でしたので、天候を気にしながら実施しました。

 

　まずは『あきら君と車いすのみかちゃん』という、４０年前に障害者が体験した出来事をもとにした紙芝居を見てもらいました。

　リフトバスもノンステップバスも無く、乗車拒否も平然と行われていた時代のお話です。

 

　そして、車いすの種類と構造を説明した後、簡易電動車いすと手動車いすを使って、実際にバスへ乗車する体験をしてもらいました。

　今回の新入社員の皆様も、車いすでバスに乗るという人生初の体験に、大変緊張していたようです。

 

　最後に、車椅子ユーザーか待っているバス停に、満員のバスが到着するというロールプレイを、新入社員４名で行いました。

　現行のバスでは、車椅子ユーザーは２名しか乗れません。

　３台目の車いすが待っていたなら、どのように対応したら良いのかを、ロールプレイを通じて一緒に考えました。

 

　この日はたまたま、大阪万博デザインの新型ＥＶ車両が停まっていたので、研修に使いました。

　確かに文明の進歩を感じられる車両ですが、障害者・高齢者・多様化の社会には、なお一層「譲り合う」ことが大切だと感じます。

　誰もが文明の進歩を享受出来るためには、コミュニケーションが更に大事であることを、改めて感じました。