あいえる協会活動ブログ
活動内容から日常の出来事まで、いろいろな「あいえる協会」をお伝えします!
自分の体のこと、知ってみませんか? ~ライフのみなさんと、健康診断について考えてみた~
あいえる協会 2025年10月17日
陽が落ちるのも早くなり、暑さの中にも秋の気配が感じられるようになってきました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
7月のライフ・ネットワークのプログラムの時間に、ホップから利用者のみなさんに向けて、健康診断についてのお話をしてきました。
この取り組みは、当事者スタッフの一人が大阪市立心身障がい者リハビリテーションセンター(以下リハセン)で健康診断を受けたところから話が始まりました。これがなかなか良かったのだとか。
「他のみんなも受けに行ったりしないかな?」
という訳で、利用者のみなさんに向けて、リハセンでの健康診断を紹介することに。
そのアナウンス役を、ホップに任せていただきました。
当日の様子をお届けします!

めったにない、ホップの職員によるプログラム。
「いったい何が始まるのだろうか……」とざわざわ。

初めに「健康診断受けたことある人~?」と聞くと、ちらほらと手が挙がります。
「クリニックで受けた!」「支援学校に健診の車が来てて、そこで受けたよ」など、場所はさまざま。

「どんなことするか知ってますか?」の質問に、続々と飛び交う声。
「注射!」「血圧測る」など、みなさん思いつくままに教えてくれます。

何をするのかざっくり知ってもらったあとは、リハセンについて説明します。
現地を訪問した職員が、受診する際の流れにそって館内の様子を報告。

車いすユーザーにとって、トイレの情報は気になるところ。
写真も見ながら、みなさんじっくり聞き入ります。

最後は、実際に受診した当事者スタッフからのお話。
記憶を呼び起こしてもらい、存分に語っていただきました。
「今日の話を聞いて、受けたいと思った人いますか?」
プログラム終了後にそう聞いてみると、手が挙がったのは一人、二人に留まりました。
会社や学校でも受けられる健康診断。今では身近なものになりつつあります。
しかし、車いすでの受診環境が整っていないなど、障害者にとっては未だにハードルが高いのも事実。
利用者のみなさんにとっては、まだまだイメージしにくいのかもしれません。
障害者手帳の更新や、電動車いすの判定なども行っているリハセンは、障害のある方にとってなじみ深い存在ではないでしょうか。
慣れ親しんだ場所で、健康診断を受けられる。
今回そう知ってもらえたことで、高かったハードルが少しでも下がっていればいいなと思います。

