あいえる協会活動ブログ
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おしえ太郎で!教えたろう!
あいえる協会 2023年4月20日
この記事は、私が書きました:けんぴょん
地域で暮らす障害当事者の皆さんは、歩道の段差や車道等で困ったことはありますか?
私は、電動車椅子ユーザーで 15 年以上前から大阪シティーバスや大阪メトロを利用して、通勤しています。
通勤の仕方として、家からバス停まで行き、バスに乗ってなんばまで向かいます。
そしてなんばから地下鉄御堂筋線に乗って長居まで行き、毎日職場を往復しています。
帰りは、地下鉄御堂筋線長居から心斎橋まで行き、地下鉄鶴見緑地線に乗り換え大正駅や手前のドーム前千代崎で下車する、いわゆる“寄り道”をするパターンも、たまにあります。
正直、雨や寒い日は、地上を移動するよりも良いのですが、少し難点があり、心斎橋で御堂筋線から鶴見緑地線に乗り換える際、エレベーターを3回使わないといけません。
また、御堂筋線改札口の2つのエレベーターは非常に小さく、利用者が多いと待たされる事もしばしばあります。
そして、改札口から鶴見緑地線ホーム用のエレベーターまでの距離も、心斎橋改札口から100mぐらいあり、結構不便を感じています。
地下鉄鶴見緑地線は、ホーム柵が設置されているので、不便は全く感じません。
金曜日は、特に仕事も終わった解放感も相まって、御堂筋線のなんば下車か心斎橋下車かで“ワクワク”しますが、エレベーターの事や乗り換えを考えると億劫になり、必然的にバスで大正駅まで行く事が多くなります。
そこで本題に移るわけですが…なんばから大正までの大阪シティーバスの路線は3つあります。
まず、地下鉄の駅から一番遠い 60 番系統天保山行き。
この乗り場は非常に綺麗な舗装がされ、何の問題もなくバスの乗車ができます。
しかし、地下鉄から近くよく利用する 71番系統と 87 番系統の鶴町四丁目行きの乗り場の舗装が凸凹になっており、前々から諦めながら利用していました。
あまりにも凸凹が酷いため、車椅子の前輪(キャスター)が傷みやすく、操作もし辛く、バスに乗車も苦労して 15 年以上になり、それ自体が“当たり前”と考えてしまっていました。
そしてある日、職場仲間の当事者スタッフの一言がきっかけを作ってくれました。
頭の中では、“医療モデル”の考え方になっていて、不満は当然ありましたが、“自分が我慢すればいい”という気持ちが多分ありましたし、誰に相談していいのか?市役所に行って、相手にしてくれるの?区役所窓口はどこなのか?と、そんな考えすら浮かばなかったので、何がきっかけになるかわかりませんねぇ。
こうして、障大連の交通部会にようやく相談する事にしました。
そこで教えてもらったのが、他の障害者団体も使っている、大阪市有の道路や公園の不具合の送信フォーム“おしえ太郎”でした。
検索サイトや大阪市のホームページで検索すれば、すぐに出てきます。
フォームに沿って、不具合が起きている場所、不具合の写真、不具合の内容を入力して送信すれば、大阪市の政策企画室担当者に届きます。
スマホなら大阪市のLINEからアクセス出来ますし、スマホのGPS機能を使って位置情報の入力を省略出来ます。
パソコンからの場合は、フォームの地図から位置情報を入力する必要があります。
そして写真を張り付け、コメント入力して“送信”という流れで投稿します。
ただ、どこまで“おしえ太郎”に効果や効力があるのか、疑問も拭えません。
そして最近では、違法駐輪等の取り締まりも強化され、大通りの面した所では、頻繁に撤去作業も進められていますが、後を絶ちません。
その上、今度は細い路地等に駐輪、放置する自転車が目立つようになり、私たち車椅子ユーザーや、視覚障害者、手押し車やシルバーカーを利用している高齢者、ベビーカー等は、歩道が整備、舗装されていないと本当に困ります。
これが私の初投稿です。
これで舗装工事を開始する事になれば、仮設の乗り場を準備する等、かなり大掛かりな事態になると予想されます。
今後の“おしえ太郎”の効果や、逸早い舗装工事が開始されることを期待しています。