あいえる協会活動ブログ
活動内容から日常の出来事まで、いろいろな「あいえる協会」をお伝えします!
ヘルパーさんに聞いてみよう!!
あいえる協会 2020年8月20日
※この記事は、あいえるらくがき帳No.208に掲載された『ヘルパーさんに聞いてみよう!!』の続編です。
インタビュアー:坂下・中野
障害者が地域で生活するうえで欠かせない“ヘルパーさん”
いったいどんな人が働いているの?
実際に働いてくれているヘルパーさんに取材してみました。
今回取材に応じてくれたのは…大沼さん!
勤続17年、ボランティア時代から関わってくれている大ベテランです!
Q.前職はなにをされていましたか?ヘルパーを始めたきっかけは??
イベントレンタルの仕事をしていました。
トラックを運転して物販用のテントなどを運び設営する仕事です。
前職は時間も不規則で予定も収入も安定せず、安定した仕事を探していました。
イベントに職業体験で来ていた障害者と関わるうちに福祉の仕事に興味を持ち、ボランティアとして関わるようになりました。
Q当時と今では仕事の内容や障害者を取り巻く環境なども違ったのでは?
仕事を始めた当時はボランティアの人がとても多く、定年退職後の余った時間でお手伝いをしているような人も大勢いました。
働き始めた当初、車いすが乗れるシティバスは全体の1~2割しかなく、やっと来た車いすの乗れるバスにも先客がいて見送らなければならない、ということもありました。
行政に声を上げていくうちに、どのバスにも車いすが乗れるようになっていきました。
車いすが乗れるバスの増加、車いすトイレや駐車場のスペースの増設など、当事者の働きかけで変わってきたことはたくさんあると感じています。
Q長年ヘルパーを続けていて印象に残ったことは?
施設入所者のガイドです。
ある方は京都や歴史が好きで、一緒に遠くまでいろいろなものを見に行きました。
また別の人はコンサートに行きたいと言われ、夜10時半までコンサートを楽しみ、山奥の施設に送り届けた後、帰宅するころには日付が変わっている、ということもありました。
2,3人の利用者と車で乗り合わせて出かけるも、みんな行きたいところが違って、どうしよう、なんてことも・・・どの経験もすごく勉強になるいい仕事でした。
Qヘルパーとしてやりがいを感じる瞬間は??
自然なコミュニケーションが取れた時、そのうえでその人の役に立てた時です。
この仕事はええ仕事やなぁと思います。
Q介助中に心がけていることは?
なるべく自然体で居ることです。
〝相手が喜ぶから〟と無理をしても長続きしないし、何でも安請け合いすると他のヘルパーや、結果的に依頼した本人が困る結果になってしまいます。
また、自分がストレスをためすぎると利用者への虐待につながったりと危ないので、ストレス発散する方法を見つけることが大事かな、と思います。
大沼さん貴重な経験ありがとうございました(*^^*)
いつか大沼さんのギターも聴いてみたいです♬♬