あいえる協会活動ブログ
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【ピア・エンジン】自分へのご褒美だ!~デニーズDEお食事デート!!パート2~
あいえる協会 2021年11月18日
今回は、IさんとOさんのとある一日を紹介します。
IさんとOさんは、10月までの緊急事態宣言中、自粛生活の“しんどさ”やその中でどんな工夫をしているのかについて、話をしていました。
特にIさんは、長引く自粛生活がかなり堪えていましたが、昔のGH仲間であるOさんに会えたことで、励みになっていたようです。
そして、10月に緊急事態宣言が解除されたことを機に、頑張った“自分へのご褒美”と言うことで、一緒にデニーズでランチをすることになりました。
朝11時にIさんとOさん、二人の介助者、そしてIさんのピアカンの赤松の男性ばかり計5名で待ち合わせをし、出発しました。
この日はいい行楽日和でした。
半分を空けている待合席
デニーズに早目に着いたおかげで、待ち時間もなく着席することができました。
店内には、待合席のソーシャルディスタンスの貼り紙や、黙食、会話時のマスクの着用など、多くの案内ポスターが貼られていました。
しかし、特にIさんは、外出はもとより外食自体が久しぶりだったので、ワクワクしながらメニューに釘付けになっていました。
メニューを見つめるIさん
Iさんが注文したのは、分厚いステーキ。
介助者に切ってもらい、黙々と堪能していました。
美味しかった!
食後、二人はライフ・ネットワークに立ち寄りました。
そして最後にエンジンで、感想会を開きました。
Iさんは「久しぶりの外食ができてよかった。いつもはヘルパーさんと二人だけの食事がほとんどだが、今回は多人数で食事ができて、美味しさも一入だった」と嬉しそうに話していました。
障害者は、ヘルパーの身体介助による濃厚接触が避けられないこと、基礎疾患があり重度化しやすい人が多いこと、ホテル療養や入院中の介助体制が確立されていないことから、新型コロナウイルスのリスクが健常者よりも高い人が少なくありません。
Iさんも気持ちがしんどくなり、一人暮らしなので相談する相手もいなくて、家で悶々とする日々が続いていました。
環境が近いOさんと話をして一緒に外食できたことは、Iさんにとって最高の“ご褒美”になりました。