あいえる協会活動ブログ

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やっぱりあかんわ、避難訓練

あいえる協会 2023年11月22日

この記事は私が書きました:みっちゃん

 

 11月11日、私の住む地域で避難訓練がありました。

 私も参加したのですが、一時避難場所の玄関前で「疲れるからもう帰って良いよ。家に居た方がこの住宅は安全だから」と言われ、帰らされました。

 昨年も同じように帰らされていたので、残念でなりません。

 気を使って言ってくれているのかもしれませんが、本当に体の調子が悪ければ参加しないし、参加したかったので参加したのです。

 このような間違った配慮が、今まで重度障害者を地域から追い出してしまっていたのだと、私は思いました。

 私のような、言語障害もある障害者とのコミュニケーションをしたことがない、つまり付き合ったことがないという分離社会こそが、問題だと思います。

 私が避難訓練に参加したのは、私のような、車椅子で24時間365日介助が必要な重度障害者が、ここに居るんだという事を、周りの皆さんに知ってもらい、助けが必要な災害時に声をかけやすい人間関係を、作っておきたかったからです。

 避難訓練は、こんな地域の人たちとの繋がり作りのきっかけになっていくべきだと、私は思います。

 要支援名簿も作成されていますが、ただの名簿だけに終わらないかと、とても心配になりました。

 私が住んでいる住宅は、災害時避難ビルになっています。

 それでも、大地震などで、エレベーターが止まったりした時に津波がきたら、1分でも早く逃げなければならないのにと、大変心配です。

 回覧板には、一時避難場所に集まったあと、近くの小学校の災害時避難場所に集まると書いてあったので、諦めずに小学校へ行ってみました。

 ここの小学校では、避難生活に備えて備蓄品を紹介していましたが、簡易トイレやベット等は、私のような重度障障害者には到底使い物にならない物でした。

 やっぱり、私のような障害者は、1人も参加されていませんでした。

 私は「あぁやっぱりか」と、障害者がまだまだ地域で当たり前に暮らしていないと、つくづく思いました。

 でも、ここからがスタートだと思います。

 アンケートがあったので、読み切れないほど色々書いておきました。

 また、ここの住宅の婦人部長さんが声を掛けて下さり、知り合いになりました。

 良かったぁ♪ また色々交流が広げられそうです。

 車椅子の皆さんも、どんどん地域の防災訓練に参加して下さいね!(^^)!

 住吉区では、あそぼうさいにあいえる協会が参加予定です