あいえる協会活動ブログ
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障大連と大阪メトロのバリアフリー体験会に参加しました【動画あり】
あいえる協会 2024年7月22日
6月25日、障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議(障大連)の交通部会から、大阪メトロの駅員を対象としたバリアフリー体験会への協力を依頼されたので、ピア・エンジンのスタッフが参加しました。
朝の天下茶屋駅の一角に、多くの駅員と当事者が集まります。
ピア・エンジンの出番は、言語障害者との会話練習。
実際に脳性麻痺による言語障害がある当事者スタッフが、何と言っているかを答えてもらいました。
ブログをご覧の皆様には、こちらを出題。
このブログの最後で正解を発表しますので、繰り返し聞いて考えてみて下さい。
車いす介助の基本練習。
写真は、足をフットレストへ乗せているところです。
段差を越える練習等、まさしく基本と言える操作をやっていました。
車いすを四人で担いで、階段を移動する練習。
駅にはエレベーターが設置されていますが、災害等で使えない時には必要な技術です。
ちなみに、一般的な手動車いすの重量は、概ね10~15kg程度。
乗っている当事者の体重が60kgだとすれば、一人にかかる重量は20kg未満と、意外と持てる重さです。
とはいえ、これは4人の息が合っていればの話なので、声の掛け合いが重要になります。
他にも、視覚障害者の対応練習や、電動車いすの説明を行っていました。
今回のものではありませんが、過去の体験会の様子が、大阪メトロのYoutubeチャンネルにありましたので、こちらもぜひご覧ください。
正解
というわけで、正解は『劇団』でした。
正解以上に注目して欲しいのは、聞き取りやすい別の言い回しをすることで、正解にたどり着いていることです。
このように、何と言っているか解らないことを正直に伝えた上で、理解するために知恵を絞ることが、言語障害者の言葉を聞き取るためには重要です。
解るまで繰り返し聞いてみることも、同じく重要です。
ブログをご覧の皆様は、何回聞き直してくれましたか?