あいえる協会活動ブログ
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大阪シティバス交流研修会
あいえる協会 2024年7月26日
6月26日、今年度最初の大阪シティバス交流研修会を、住吉営業所で実施しました。
例年より遅い梅雨空の下、まだどこの営業所に配属されるか決まっていない研修生12名に、お集まり頂きました。
今年の春に高校を卒業した方も居れば、営業職をしていた人、福祉で働いていた人など、実に様々な顔ぶれでした。
しかし、障害者の介助や運行時の介助に関しては、未経験の方ばかりでした。
まず、より障害者のことを知ってもらうために、紙芝居を披露しました。
今回披露した『ゆうこのオンリーワンカレー』は、同じ施設に入所していた友達が、自立した暮らしの中で、近所のスーパーで買い物をしてカレーを作るという、地域ではごく当たり前のストーリーです。
披露した後、入所施設のイメージを聴くと、「時間が管理されているイメージ」という発言があり、こちらのメッセージが伝わっていると感じました。
続いて、車椅子に乗ったり、介助したり、乗車下車の体験。
初めて電動車いすに乗った皆さんからは、「他の乗客に当てないようするにはテクニックがいると初めてわかった」という感想が多くありました。
そして、車椅子ユーザーが待っている停留所に、満員状態のバスが来るという想定のロールプレイを行いました。
バス内の乗客に車椅子が乗車することを案内し、停留所の車いすユーザーを案内する技術を試される内容でした。
新人の一人に、スロープの出し方、ニーリングのやり方を確認しながら、やって貰いました。
最後の質疑応答では、「運行の中で一番注意しなればならないのは、何でしょうか?」と質問されました。
「一番は、介助者じゃなくて、当事者に声を掛けてほしい」と答えました。
この交流研修会を始めて、4年目になります。
コロナを経て、2024年問題もありますが、障害者の社会参加には、大阪シティバス、大阪メトロは、大切なルートです。
運転手の皆様には、この研修を活用して貰いたいと思います。