あいえる協会活動ブログ

活動内容から日常の出来事まで、いろいろな「あいえる協会」をお伝えします!

大阪シティバス住吉営業所の皆さんと交流研修会をしています!

あいえる協会 2021年8月10日

 あいえる協会では、大阪シティバスの住吉営業所の方々と、交流研修会を行っています。

 以前4回目の様子を紹介しましたが、今回は、7月に行われた7回目の様子を紹介します。

 

暑いのでバスの中へ

 

 まず、今回参加したグループホーム入居者が、バスを利用しての意見を述べました。

 

自身のバス利用について熱弁!

 

 次に、障害者が乗車するとよく出会う場面――障害者と介助者が乗車すると、運転手は介助者にしか話し掛けない――のロールプレイを行いました。

 参加されていた運転手に、運転手から無視される当事者役を体験して頂きました。

 ロールプレイについてのディスカッションでは「介助者に聞くのが当然だと思っていた」という声が殆どでしたが、説明すると「乗客は障害者本人だから 本人に聞くのが正しいね」と、発想が変わった様子でした。

 

 最後に、住吉車庫側より、最近起きた当事者とのトラブルについて教えて頂きました。

 「バス停留所に着き、降車いただく際に歩道縁石にぴったりと着停し、段差も無く隙間がほぼ空いていない状態であったため、スロープ板を出さずに降車扱いをしても良いかお客さまに尋ねたところ、その事に対しご立腹された」というものでした。

 マニュアルではスロープは必ず出すことになっていますが、すぐに降車出来るよう、その運転手も良かれと思って尋ねたそうです。

 しかし、その当事者は、過去に何かスロープに関するトラブルがあって、敏感になっていたのかもしれません。

 いずれにせよ、常日頃のコミュニケーションが大切なのだろう――と、この場では結論付けました。

 

意見を交わす当事者スタッフ

 

 公共交通機関は、障害者の社会参加に欠かせない、大切な資源です。

 今後も快適に利用が出来るように、今後もいろんな障害者に参加して頂きながら、研修を重ねていきたいと思います。